木造住宅はもちろん、私達の住まいを食い荒らすシロアリ。
いざ見つけたときには大量発生していることも多く、パニックになってしまったり、自分の家はこんな状態で大丈夫なのか?と心配されたりする方も多いかもしれません。
シロアリは、ふだんは人の目から隠れていることが多く、実際に目にすることはほとんどありません。
一般の方は、いったいどのような虫なのか想像がつきにくいのではないでしょうか?
シロアリは、名前に「アリ」と入っていますが、アリの仲間ではありません。
実はゴキブリを先祖とした原始的な昆虫で、昆虫学から見るとシロアリ目に属するアリとはまったく別の種類の昆虫です。
その種類も豊富で、世界の熱帯・亜熱帯地域から温帯地域にかけて実に2,900種類以上のシロアリが生息するといわれています。
このうち日本で見かけることができるのは23種類。
大半は枯れた木材や落ち葉などを食物とし、森林再生に大きな役割を果たす益虫としての働きが大きいといわれています。
ただし、この中で人間の住まいに大きな被害を与えるシロアリが3種類存在します。 それが、
です。
どのようなシロアリなのか、その見分け方について順番にご紹介します。
生息地
北海道北部を除く日本全土に生息
成虫の大きさ
3.5~6.0㎜
羽アリの色・体長
黒褐色で前胸背板が黄色、4.5~7.5mm
羽アリの群飛時期
4月下旬~5月の昼間
生態型
地下シロアリ型
地域を問わず、日本各地で最も生息数が多く、被害も多く報告されているシロアリです。
ヤマトシロアリの特徴は、とにかく乾燥に弱いこと。
そのため、普段は日の当たる地上に現れることはほとんどありません。
自分自身で水を運ぶ能力がなく、水分の多い湿った木材の中で巣を作って生活しているため、人の目に触れることはほとんどありません。
「湿気がある場所にはシロアリが発生しやすい」のはヤマトシロアリの生態によるところが大きく、
など日常的に湿気の多い場所に使われている木材から発見されます。
シロアリは生殖時期を迎えると、羽アリへと変化し、大量発生することがあります。
一般には翅(ハネ)のついた蟻のような虫を、総称して「羽アリ」と呼ぶようですが、羽アリ=シロアリというわけではありません。
蟻の種によって群飛の時期もさまざまなので、シロアリではない羽アリもたくさん存在します。
家の中でシロアリ・羽アリを発見したとき、どうすればよいのでしょうか。
最終的には、巣を作っている場所を特定し、コロニー全体のアリを駆除すべきです。
また発生しているのがシロアリだった場合には、とくに素人では駆除するのが難しいため、業者に依頼するのが一般的。
しかし駆除を待つあいだ、家の中をのさばるシロアリ・羽アリを放っておくのは不快ですよね。
この記事では羽アリが発生したとき、応急処置として自分で出来る駆除方法を解説します。
「羽アリ」とは、その名のとおり羽が生えたアリのことを指します。
とはいえ普通のアリと種類が異なるのではなく、「シロアリ」や「クロアリ」のうち2~3%から羽が生えてくるという仕組み。
一部のアリだけから羽が生える理由は、「巣にアリが入りきらなくなったときに、新しい場所を探して飛び立つ」ためです。
なので「羽アリが大量発生する時期」というのは「アリが繁殖期を迎え、新しい巣を作るために移動している時期」のことなのです。
家の中で羽アリを見つけたときには、「シロアリ」が巣を作り、床下や柱などの木材を食い荒らしている可能性があります。
家の中に現れた羽アリだけを駆除しても、すぐにまた巣から湧いてくるので、早急に業者に駆除を依頼しましょう。
「羽アリを数匹見つけたからひとまず自分で駆除したい!」という方向けに、簡単な駆除方法をご紹介します。
順番に見ていきましょう。
「子供やペットがいるから殺虫スプレーは使いたくない」という方は、掃除機でそのまま吸い取りましょう。
羽アリはそこまで堅い虫ではないので、掃除機で吸い込まれる時の圧でほぼ死にます。
吸い込んだ直後だと生きている可能性もあるので、念のために1日あけてからゴミとして捨てましょう。
ただしサイクロン式の掃除機だと、ゴミをためる部分に羽アリの死骸が張り付いてしまうので、あまり向いていません。別の方法を試すのをオススメします。
衛生面が気になるようであれば、羽アリ退治をしたあとにノズルをアルコール消毒すれば安心です。
「羽アリを今すぐ全滅させたい」というときは、バルサンなどの燻煙剤(くんえんざい)を使用したい人もいるでしょう。
しかしあまりオススメできる方法ではありません。
すでに巣がある場合には根本的な解決にはならないうえ、殺虫スプレーと同様に、逃げたシロアリなどが新たな活動場所に移動する可能性があります。
実はシロアリは「ゴキブリ」の仲間なので、バルサン自体はシロアリ駆除に効果が期待できます。
ただ羽アリの種類によっては、駆除方法が違うのです。たとえばクロアリは「ハチ」の仲間なので、バルサンの効果はそこまで高くないでしょう。
もし燻煙剤を使うときには、「あくまで目に見える部分のシロアリだけ駆除」するものだと考えましょう。
巣全体の駆除はもちろんできず、柱などの木材の中にいるシロアリにも効果がありません。
羽アリを見つけたとき、家に巣が出来てしまっている場合は、巣全体を駆除する必要があります。
シロアリの場合、巣は地中深くにあるため素人では対処が難しく、中途半端に駆除しようとすると再発してしまいます。
駆除を依頼したとき、費用相場は1坪あたり4,500円~8,000円です。
駆除工事では、被害が見られる木材に薬剤を注入したり、予防のために防腐剤や防蟻剤を散布したり、と丁寧です。
ちなみにマンションやアパートで羽アリが発生している場合は、まず管理会社に連絡しましょう。
賃貸なら羽アリの駆除費を、大家さんや管理会社が負担してくれる可能性があります。
ただし居住者の過失で発生した場合には、自己負担になる可能性も。普段から、家の周りにゴミを放置したりしないように注意しましょう。
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2021年7月19日